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寄居水探訪
豊かで美しい水環境と水に育てられた文化
水の三冠王認定
昭和60年、「風布川・日本水」が環境庁(現在の環境省)の「名水百選」に認定されました。百畳敷岩から枯れることなく湧き出る日本水と、この水を源流の一つとして夫婦岩(めおといわ)や夫婦滝(めおとだき)、狼渕(おおかみぶち)、姥宮神社(うばみやじんじゃ)の胎内くぐりなど、多くの名勝をもつ風布川は、正に名水の町を象徴しています。 さらに、平成7年には、町全域が国土庁(現在の国土交通 省)の「水の郷」に、「日本水の森」が林野庁の「水源の森百選」に認定され、全国でも数少ない『水の三冠王』認定の町となりました。 このような寄居町固有の豊かで美しい自然環境や社会条件の中で、長い時間を掛け、水を上手に活用し、生み出され、磨き上げられてきた有形、無形の文化や伝統が、育まれてきました。 この豊かで清らかな水の恵みにも支えられ、町の生活や産業は営まれてきましたが、産業経済の発展や生活様式の変化に伴い、水環境への負荷が増大し、この豊かな恵みにも懸念がもたれつつあります。 現在、町では、第6次総合振興計画基本構想の将来像『可能性∞(むげんだい) 笑顔満タン よりいまち』の実現に向けて、さまざまな事業にに取り組んでいます。町の宝である美しい水と緑を保全し、この環境を後世に受け継ぐとともに、恵まれた自然と、活力となる産業が共生する町を目指しています。 町のシンボル “水と緑”を最大限に活用し、魅力あふれる生活文化を創造するための施策を展開して、水の郷としての寄居の価値を高めていきます。
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