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全国の町村議会では、若年の勤労世代が町村議会議員になりにくく、広範な民意反映に支障をきたしている状況が見られ、町村議会議員の「なり手不足」は大きな課題となっております。また、議員報酬の低さにより、専業で町村議会議員の仕事を担うことが難しい現状もあります。寄居町でも平成31年の統一地方選挙では、町制施行以来、初めて「無投票」になりました。無投票の原因は、議員報酬の低さだけではないと思いますが、寄居町議会でも喫緊の課題と捉えております。
また、深刻化する町村議員のなり手不足をめぐり、全国町村議会議長会は、原因や対策をまとめた報告書を公表しました。議会の役割の周知や報酬の引き上げのほか、低割合にとどまる女性議員を増やすことが不可欠だとし、全国の町村議会に周知を図っているところであります。
これらのことから、寄居町議会では、議員報酬の改定の検討を始め、町民の代表の方々で組織する「寄居町議会議員報酬検討委員会」を設置し意見を聞くこととしました。
連合区長会、民生委員・児童委員協議会、熊谷人権擁護委員協議会寄居部会、男女共同参画推進懇話会、PTA連合会、商工会、スポーツ協会、若年層の18名
| 回数 | 開催日 | 内容 |
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| 令和7年 1月20日 | ・議会の仕組みと役割及び活動について | |
| 令和7年 2月17日 | ・埼玉県内の町村議会議員報酬等の状況及び全国町村議会議員報酬の状況について ・議員報酬の算定について ・寄居町議会議員定数の変遷 |
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| 令和7年 4月28日 | ・研修会 演題:町村議会議員のなり手不足と報酬 講師:拓殖大学 政経学部 河村和徳教授 ・意見交換会 テーマ「議員・議会に求めるものは?」 「議員になるための課題」 |
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| 令和7年 6月17日 | ・意見交換会 テーマ「議員の活動量、議員報酬をどう考えるか?」 |
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| 令和7年 8月19日 | ・議員報酬の改定について | |
| 令和7年10月21日 | ・議員報酬の改定について(答申) |
※回数をクリックすると委員からの質疑・意見がご覧になれます。