令和2年秋季企画展「戦国を彩る武具」
印刷用ページを表示する 2020年12月22日更新
期間(開館日数)
令和2年10月10日(土曜日)~11月29日(日曜日)(43日間)
内容
令和2年秋季企画展は「戦国を彩る武具」と題し、埼玉県内在住で甲冑歴史研究家である伊澤昭二氏のコレクションを中心に、関東にゆかりのある武将たちが所有していたと伝わる甲冑や軍配、刀・槍などを展覧しました。
豊臣秀吉の小田原合戦時、上杉景勝は北国軍の大将として、北条氏邦の拠点であった鉢形城を包囲しました。開城後、氏邦の家臣らの一部は景勝の配下になっていることが知られています。また、景勝は関ケ原の合戦では西軍に組したため、所領を大幅に削減され、鉢形旧臣らはリストラされていたようです。その一部は結城秀康の家臣となり、遠く越前(現在の福井県)まで赴任しています。このような、大きな時代の流れの中で、旧家臣たちは故郷をあとにして、新天地でそれぞれの役割を果たしていきました。
主な展示資料
- 紫・浅黄糸威黒漆塗一文字頭二枚胴越中具足(むらさき・あさぎいとおどしくろうるしぬりいちもんじがしらにまいどうえっちゅうぐそく) 細川興元所用
- 鉄地黒漆塗縦矧二枚胴具足(てつぢくろうるしぬりたてはぎにまいどうぐそく) 上杉景勝所用
- 日の丸威胴丸日の丸威袖付(ひのまるおどしどうまるひのまるおどしそつき) 結城秀康所用
- 煉皮製黒漆塗日月軍配(ねりかわせいくろうるしぬりにちげつぐんぱい) 北条氏康所用
- 短刀 備前国住祐定作(びぜんのくにじゅうすけさださく) 下妻城主多賀谷家重所用 ほか
問い合わせ
鉢形城歴史館
住所:〒369-1224埼玉県大里郡寄居町大字鉢形2496-2
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