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伝染性紅斑(リンゴ病)の流行にご注意ください

ページID:0034918 更新日:2025年5月2日更新 印刷ページ表示

伝染性紅斑は、両頬に現れる紅い発疹を特徴とする、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。両頬がりんごのように赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」とよばれることもあります。幼少児(2~12歳)に多い病気ですが、乳児、成人が罹患することもあります。

特徴的な発疹が現れる前に感染が広がりやすく、外出する機会も増える時期ですので、咳エチケット、手洗いなどの対策を心がけ、感染予防に努めましょう。

感染経路

感染した人の咳やくしゃみのしぶき(飛沫)、接触によって感染が広がります。

症状

ウイルス感染後、10~20日の潜伏期間を経て微熱やかぜの症状がみられ、その後、両頬に赤い発疹が現れます。続いて、体や手・足に網目状の発疹が現れますが、これらの発疹は1週間前後で消失することがほとんどです。まれに関節炎、脳症、溶血性貧血などの合併症を引き起こします。

頬に発疹が現れる7〜10日ほど前の微熱やかぜの症状が見られる期間に、ウイルスがもっとも多く排出されます。発疹が現れた時にはウイルスの排出はほとんどなく、感染力はほぼ消失しています。

妊娠中または妊娠の可能性がある方へ

これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児の異常(胎児水腫)や流産が生じる可能性があります。熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。

また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に医師に伝えてください。

お子さんに症状がある場合

機嫌がよく、つらそうでなければ、慌てずに様子をみたり、かかりつけ医にご相談ください。ただし、呼吸が苦しそう、食事や水分摂取ができないといった症状がある場合は、医療機関への受診をご検討ください。

受診相談

病院に行くべきか迷ったとき、夜間・休日の受診相談をしたいときは、埼玉県救急電話相談(#7119または#8000)にお電話ください。

埼玉県救急電話相談<外部リンク>

予防

  • 外出後は流水、せっけんで手を洗う
  • 鼻汁や咳などの症状がある場合はマスクを着用する
    ※アルコールによる消毒効果は弱いとされています

参考