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玉淀河原 ~親水護岸と親水広場~
「川の国埼玉はつらつプロジェクト」の一環で、玉淀河原の親水護岸と親水広場が整備されました
玉淀河原の整備は、町と県がともに進めてきた「川の国埼玉はつらつプロジェクト」の一環で、平成28年度に寄居町が先行着手箇所に指定され、町が遊歩道、親水広場の整備等を行い、県が親水護岸の整備を行いました。また、玉淀河原から雀宮公園までの親水遊歩道(L=約300m)の整備を行い、秋の紅葉シーズンに合わせた11月7日に開通し、川沿いの自然豊かな景観を楽しむことができるようになります。
「川の国埼玉はつらつプロジェクト」とは、埼玉県が市町村の地域振興の取り組みと連携し、水辺空間の整備・拡充を行うプロジェクトのことです。
現在は、荒川の水位が変動したことにより昔とその姿を大きく変えていますが、5月中旬には「寄居北條まつり」、8月第一土曜日には「寄居玉淀水天宮祭」などのイベントの開催でもあります。夏になると、バーベキュー客や川遊びをする大勢の家族連れで賑わいます。歴史や文化、自然を楽しむことができる施設としてイベント等で活用し、町民の憩いの場として親しむことができます。
名勝「玉淀」
玉淀は、荒川が秩父の山地から平野部へ移り変わるところで、この流域沿岸約3キロメートルの地域の総称です。「玉淀」の名称は昭和6年4月29日に命名され、「玉」は埼玉の玉で、美しいの意味であり、「淀」は水のよどんだところという意味があります。昭和10年3月31日に、県指定名勝として文化財指定を受けています。
荒川の清流を見下ろす、道路に沿って桜の並木があり、国指定史跡「鉢形城」の絶壁と濃い淀み、広々とした浅瀬の河原が独特の景観をつくり出しています。かつての明治の文豪、田山花袋は、この地を訪れ「東京付近ではこれほど雄大なながめをもった峡谷は、ほかにない」と激賞しています。付近には、巨岩や奇岩が露出し、見事な河川段丘が形成されています。
住所
寄居町大字寄居489番地ほか
アクセス
電 車/東武東上線・秩父鉄道線・JR八高線「寄居駅」から徒歩約15分
自 動 車/関越自動車道「花園IC」から約20分