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七代目松本幸四郎別邸跡地 雀宮公園

印刷用ページを表示する 2021年11月5日更新

七代目松本幸四郎別邸跡地 雀宮公園

 歌舞伎の名優・七代目松本幸四郎の別邸跡地である雀宮公園。かつては地元を中心に親しまれていましたが、長きにわたり閉鎖されていました。町では、歴史的背景や市街地からのアクセスの良さ、また素晴らしい景観などから、平成29年に敷地を取得し、年々整備を重ねてきました。県と町が連携し水辺空間の利活用の推進を図る「川の国埼玉はつらつプロジェクト」では、幸四郎の愛した「武州寄居町雀亭」をイメージした東屋を建築し、園内中央部には南北を結ぶもみじ橋を設置しました。また、ウッドチップを敷き詰めた園路のほか、バリアフリー化したアスファルト園路、訪れる方の利便性を高めるため、新たに公園東側に駐車場とトイレを整備しました。さらに、公園の整備のほか、玉淀遊歩道や玉淀親水遊歩道、親水広場・親水護岸を整備し、令和2年11月にリニューアルオープンしました。

 四季折々、花や緑が一年中楽しめ、秋になるともみじが赤く染めあがり、素晴らしい光景が広がります。市街地にありながらも、自然豊かな景観を楽しめる公園となっています。

七代目松本幸四郎

 歌舞伎の名優・七代目松本幸四郎は(幼名:秦豊吉)は、1870(明治3)年、伊勢国員弁郡長深村(現在の三重県員弁郡東員町)で誕生しました。1874(明治7)年、父が事業家で各地を転々としていたこともあり、豊吉が4歳の年に、母と共に上京。京橋区(現在の東京都中央区)に落ち着いたころ、そこで虎屋饅頭の株を買い、駄菓子屋をはじめたといわれています。

 この駄菓子屋の顧客であった、藤間流家元の二代目藤間勘右衛門には子がいなかったため、豊吉を藤間家の養子として、踊りを厳しく仕込んでいきました。豊吉は、11歳になると市川團十郎の門に入り、次々と歌舞伎俳優としての頭角を現していき、1911(明治44)年に七代目松本幸四郎を襲名しました。

 幸四郎は、恵まれた容貌、堂々たる口跡に裏打ちされた風格のある舞台で、時代物、荒事に本領を発揮し、特に、九代目市川團十郎の直系の芸である「勧進帳(かんじんちょう)」で武蔵坊弁慶を演じては、彼の右に出る者はなく、生涯を通じて1600余回演じ、不朽の演技として後世に語り継がれることになりました。

 幸四郎は、1949(昭和24)年に80歳で亡くなりました。子に十一代目市川團十郎、初代松本白鸚(八代目松本幸四郎)、二代目尾上松緑、孫に二代目松本白鸚(九代目松本幸四郎)、また、十代目松本幸四郎、松たか子、十一代目市川海老蔵は曾孫に当たります。

園内の様子

 北門の画像   東屋の画像

             北門                          東屋       

 ウッドチップの園路の画像   紅葉時期の画像

        ウッドチップの園路                       紅葉の園内

十代目松本幸四郎丈の座右の銘「守破離」を刻む

 七代目松本幸四郎丈の曾孫にあたる十代目松本幸四郎丈から、座右の銘である「守破離(しゅはり)」という言葉を直筆でいただきました。「守破離」とは、日本の茶道や武道・芸道における考え方であり、「守」は師や流派の教えや型を忠実に守り身につけること、「破」は良いものを取り入れ、心技を発展させること、「離」は独自の新しいものを生み出し確立させることを表します。石碑は「武州寄居町雀亭」をイメージした東屋の南側に記念碑として建立しました。(令和3年10月15日)

松本幸四郎さんの座湯の銘「守破離」の画像

開園時間

   4月~9月/午前9時から午後5時まで

 10月~3月/午前9時から午後4時まで

パンフレット

 雀宮公園パンフレットの表紙の画像

 雀宮公園観光パンフレット_表紙 [PDFファイル/749KB]

 雀宮公園観光パンフレットP2,3 [その他のファイル/1.62MB]

 雀宮公園観光パンフレットP4,5 [その他のファイル/1.15MB]

 雀宮公園観光パンフレットP6,7 [PDFファイル/3.95MB]

住所

 埼玉県大里郡寄居町大字寄居643番1

アクセス

 電   車/東武東上線・秩父鉄道線・JR八高線「寄居駅」から徒歩約15分

       東武東上線「玉淀駅」から徒歩約10分

 自 動 車/関越自動車道「花園IC」から約15分

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