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「災害に強い町、寄居」。寄居町は地盤、岩盤が強く、地震が起こっても大災害になりづらい町といわれております。
それでは「治安」はどうでしょうか。
近年、ネット犯罪や特殊詐欺などの報道を聞くと、以前より犯罪の件数が増え、物騒な世の中になったと感じている人も多いのではないでしょうか。ところが長いスパンで見ますと、犯罪の数は大きく減っていることが分かります。全国的に見ても、平成14年の285万件を最高に、以降一貫して減少し、令和3年には56万件、80%減となりました。ところが令和4年からは若干の増加傾向にあります。
埼玉県、寄居町も傾向としてはおおむね同じですが、特筆すべきは、寄居警察署管内で令和6年に犯罪の件数が大幅に減ったこと。寄居警察署管内の犯罪件数を見ると、令和2年…313件、令和3年…264件、令和4年…273件、令和5年…343件、令和6年…244件です。埼玉県内39警察署の中で多くの警察署管内において犯罪が増加傾向にある中、寄居警察署管内では、犯罪減少数が県内第3位(99件減)、犯罪減少率は第2位(28.9%減)となっています。
私が町長になってから、寄居警察署長が渡辺署長、杉山署長、そして坂本署長と変わりましたが、皆さん声をそろえておっしゃるのが寄居町の治安の良さです。「災害に強い町、寄居」と合わせて「治安に優れた町、寄居」は町の大きな価値、財産です。寄居警察署はもちろん、防犯協会、警察官友の会、交通指導員、見守り隊、民生・児童委員、福祉委員、そして自治会による人々の結び付き、清潔で明るい町が犯罪者を寄せ付けない原動力です。
なお、寄居町の犯罪で一番多いのは自転車が盗まれる事件。皆さん、鍵のかけ忘れには十分ご注意を!