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ある年齢以上の方にはおなじみの「ピッカピカの一年生」。今はあまり使われなくなりましたが、以前は4月といえばピッカピカの小学一年生がテレビCmによく登場していました。
今年の寄居町の新・小学一年生は214人。平成の初めの頃は平均440人でしたので、この30年間で半減したことになります。
私は「教育の充実・強化」を施策の柱のひとつとしています。縁あって寄居町で生まれ、そして成長する子どもたちの知育・体育・徳育を高いレベルで保障することは、町の矜持(きょうじ)であると思います。
令和に入ってからの出生数は年間約150人ですので、数年後のピッカピカの一年生はさらに少なくなるものと思われます。グリム童話等でおなじみの「ハーメルンの笛吹き男」の話のように、まちから子どもが消えるということは、まちの将来が奪われることとイコールです。まちの可能性も希望も元気な子どもたちの姿の中にあると言っても過言ではありません。子どもの数が平成の時代のレベルまで回復し、子どもたちの元気な声が響くまちを、合わせて少々のことではくじけない、強い心を持った人財を育ててまいります。
『やってみせ 言って聴かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ』