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明けましておめでとうございます。 町民の皆様には健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。 昨年は私にとりまして人生の大きな節目の年となりました。町の商業者として30年、合わせて議会議員として歩んだ 11年の人生から8月28日をもって寄居町の第8代町長となりました。本年も初心を忘れることなく「誇りある美しい町、寄居」を目指して、町民の皆様と共に歩んでまいります。
令和5年度は、(1)少子化に歯止めをかけ、未来を拓(ひら)く子どもたちを増やすこと、(2)地域内経済循環を促進し、産業育成を図ることで皆様の家計を豊かにすること、(3)教育の充実により知育・体育・徳育を図り、これからの時代を力強く生き抜く子どもたちを育てること、(4)人生100年時代を豊かに生きていくための心身の健康長寿を図ること。この4項目を大きな柱として、新年度事業を展開してまいります。
今年の大きな注目事業となるのが「寄居町の顔」とも言うべき寄居駅南口駅前整備の完成と、それを生かしての賑わいの創出、まちなか回遊の促進です。
5年の歳月と関係者の皆様のご尽力、ご協力により、寄居駅開業以来120年ぶりの大型リニューアルとなりました。情報発信、賑わい創出、移住・定住相談などの拠点施設となる「Yotteco(ヨッテコ)」。町民の憩いの場、お祭りやイベントの会場、災害時には防災機能も備えた新たな広場「YORIBA(ヨリバ)」。道幅16メートル、電線地中化により空が広くなった中央通り線。駅前から正喜橋までの直線600メートルは、寄居の都大路となります。新緑や紅葉美しい七代目松本幸四郎丈ゆかりの雀宮公園。そして公園から玉淀河原にへ続く親水遊歩道。対岸の断崖絶壁に聳(そび)える日本100名城の鉢形城。駅前から続くこのルートは中心市街地の回遊性を高めるとともに、寄居北條まつりや寄居玉淀水天宮祭の新たな舞台となります。
今、寄居町には大きな追い風が吹いています。本田技研工業株式会社の埼玉製作所が狭山市から本格移転したこと。寄居桜沢産業団地への進出企業がすべて決まったこと。上下線ともに供用開始となっている関越自動車道寄居スマートインターチェンジ。昨年10月にオープンしたふかや花園プレミアム・アウトレットなど。
こうした状況の中で、 これからの寄居町に最も必要なもの。 それは、これらの潜在力、好条件を生かし、可能性の扉を開いてゆくための人材、挑戦者です。寄居町は夢をもって、前向きに明るくチャレンジするすべての皆様を応援してまいります。
夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
故に、
夢なき者に成功なし
令和5年も
「可能性∞(むげんだい) 笑顔満タン よりいまち」をどうぞよろしくお願い申し上げます。