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令和3年11月6日(土曜日)~12月26日(日曜日)(50日間)
鉢形城歴史館の令和3年秋季企画展は、「武者駈(か)ける-坂東武者の装い-」と題し開催しました。
鉢形城周辺に限らず、小田原城周辺でも戦国時代の甲冑類は、発見されることはあまりありません。それは、敗者のため武装解除し、勝者側が接収してしまったことからと思われます。そのため、それらの実態は、江戸時代初頭に作られた甲冑類や、神社仏閣に奉納された遺品などごくわずかな手掛かりから窺い知るしかありません。
今回の展示は鉢形城が建築され小田原合戦により開城するまでの、室町時代後期から安土桃山時代に至る甲冑の様相を概観することで、関東の武者備えの実像に迫ることを目的としました。さらに、西国の兜等を陳列し、東国の兜との比較を試みました。
関東にゆかりのある武将たちが所用していたと伝わる甲冑や目を見張るほど華麗な兜などを展示しました。
鉄地黒漆塗胸取威二枚仏胴具足(てつちくろうるしぬりむなとりにまいほとけどうぐそく) 金箔押大天突立物付(きんはくおしだいてんつきたちものつき)
黒漆塗古頭形兜(くろうるしぬりこずなりかぶと)
鉢形城歴史館
住所:〒369-1224埼玉県大里郡寄居町大字鉢形2496-2
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