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令和4年 新年のあいさつ(議長)

ページID:0025085 更新日:2022年1月1日更新 印刷ページ表示

新時代を拓くために

 明けましておめでとうございます。

 町民の皆さんには、健やかに新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また、日頃より町議会活動に対して温かいご支援、ご協力をいただき厚く御礼申し上げます。

 昨年は、新型コロナウイルス発生から2年目となりました。年始より2度の緊急事態宣言をはじめとして、感染拡大をいかに抑え、日常を取り戻すかという難しい課題に立ち向かう1年となりました。寄居町では、医療従事者や町職員、町民の皆さんのご理解とご協力によりワクチン接種が順調に進みました。第5波の大波はあったものの、現在は感染者をごく少数に抑え、日常が取り戻せつつあります。感染拡大防止にご尽力いただいた多くの皆さんに改めて御礼申し上げます。

 昨年最も嬉しかったニュースは、新井千鶴さんの金メダルです。東京2020オリンピック柔道競技個人で金メダル、そして団体で銀メダルを獲得されました。寄居町ではもちろん、埼玉県でも個人競技の金メダルは初の快挙です。今後は指導者として、世界に通用する日本の若者を育てていただくことを期待しております。

常にチャレンジャーとして

 議会では昨年84件の議案を審議・議決し、11件の陳情・請願について審査を行いました。一般質問で、延べ35 人の議員が質問に立ち活発な論戦を展開いたしました。また、各常任委員会では「防災・減災」・「観光拠点づくり」、「これからの学校教育」・「カーボンニュートラル」について調査・研究を行いました。さらに、「議会だより」では、積極的な町民登場による、町民の皆さんと共につくる議会だより、そして議会発政策サイクルを力強く回していくことによる政策提案型議会を心掛け、前人未到の全国広報コンクール4連続日本一となりました。チーム議会として、議員16人の努力はもちろん、町民の皆さんの紙面への登場、取材への協力が一番の原因です。ありがとうございました。

子どもは未来、そして希望

 合計特殊出生率1.05。令和元年に寄居町で生まれた子どもは160人。対して、30年前の平成元年に生まれた子どもは313人でしたので、わずか30年間で生まれてくる子どもは半数になりました。この数字は全国平均、県平均と比べてもさらに低い数値です。

 「子どもの数は未来そのもの」。国を守り、経済を動かし、地域を支え、次の世代を育てていくのもすべて人。将来、社会を担っていく子どもたちが激減していることに、我々はもっと危機感を持たなければなりません。子どもが生まれ育つ町となるために、寄居町の政策資源を集中していくべきではないでしょうか。

 変化のスピードが速すぎて、30年後、50年後はおろか、10年先もわからない時代といわれておりますが、最も確実な将来への備えは社会を維持できるだけの人を確保すること、そして育てることです。

 ふるさと寄居が子どもたちの夢を育み、それぞれの長所を伸ばし、多様性を尊重する町であるために。志を同じくする皆さんとともに新たな時代を拓いてまいります。

寄居町議会議長 峯岸 克明