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ご存知ですか?特定外来生物

ページID:0016765 更新日:2019年1月11日更新 印刷ページ表示

特定外来生物とは

  「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により、日本の生態系や人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼすもの、またはその恐れのあるものとして指定されており、飼養(飼育・栽培・保管・運搬)、販売、輸入が原則禁止され、防除を行うこととされている動植物です。
 気づかないうちに法律に違反してしまわないためにも、特定外来生物のうち、毒性をもち、県内各地で発見報告されているセアカゴケグモと、町内でよく見られる主なものについてご紹介しますので、発見した際は取扱いに十分注意してください。

主な特定外来生物

クビアカツヤカミキリ【コウチュウ目・カミキリムシ科】

 中国大陸原産で物資の流通とともに国内に侵入してきたと考えられ、平成30クビアカツヤカミキリの画像1月より特定外来生物として指定されました。体調は約2.5センチから4センチで、オスはメスよりもひと回り小さいです。全体的に光沢のある黒色で、胸部(首部)が赤色になっています。
 
幼虫は樹木内部で2年から3年かけて成長し、その後、6月から8月に成虫となって樹木の外に現れます。人体に対する被害はありませんが、好物であるサクラ、モモ、プラムなど、主にバラ科の樹木に寄生し、枯死させてしまいます。食入した樹木からは、フラスと呼ばれる木くずとフンが混ざった、かりんとう状のものが排出されます。

クビアカツヤカミキリを見つけたら

 成虫は捕殺してください。幼虫についてはカミキリが侵入したと思われる穴にクビアカツヤカミキリ対策の画像殺虫剤を注入して殺虫してください。また、樹木に対して網を巻くなどの対策をとることで、樹木からでてきた成虫が他の樹木へと拡散することを防ぎます。

セアカゴケグモ【クモ・サソリ類】

セアカゴケグモの画像 埼玉県内で平成26年7月に川越市内で初めて確認され、その後県内各地で生体および卵のうが発見されています。
 原産地はオーストラリアですが、コンテナなどに付着して国内へ侵入し、その後貨物やコンテナ、建築資材、自動車などによって各地へ運ばれたと考えられています。日当たりのよい暖かい場所で、あらゆる窪みや穴、隙間などに営巣します(プランターの底、室外機の裏、庭に置いた靴の中など)。オスは無害ですがメスは毒をもっており、メスの体長(胴体)は約1センチ(足を含めると2センチから3センチ)ほどで、全体が光沢のある黒色をしています。腹部背面に赤色の模様があるのが特徴です。攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがあります。咬まれると局所の疼痛、熱感、紅斑などが生じます。

 セアカゴケグモを見つけたら

 1.似ているクモを見つけても、素手で触らないでください。
 2.見つけた場合は、埼玉県北部環境管理事務所にご連絡ください。
    埼玉県北部環境管理事務所:048-523-2800

 3.駆除する場合は、家庭用殺虫剤や熱湯をかける、靴で踏みつぶすなどの方法をとってください。
 4.万が一咬まれてしまったときは、すみやかに医療機関を受診してください。
   県生活衛生課では健康相談に応じています。
     埼玉県保健医療部生活衛生課:048-830-3606

 5.セアカゴケグモは特定外来生物に指定されており、生きたまま運んだり、飼育することは禁止されています。

ヒアリ【ハチ目・アリ科・フタフシアリ亜科】

 南米原産で亜熱帯、温帯でも生息が可能です。体長が約2ミリから6ミリで赤茶ヒアリの画像のアリです。日本においては、平成29年6月に初めて侵入が確認されました。しかしながら現在定着には至っていないと考えられております。
 極めて攻撃的で、節足動物の他爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し捕食することがあります。人に対しては、刺されると、毒によって非常に激しい痛みを覚え、腫れあがります。また、毒に対してアレルギー反応を引き起こす場合もあります。

 ヒアリを見つけたら

 1.注意点

  • ヒアリが生息している可能性があるような場所(緑地帯の土や芝生の土等)には安易に手をいれないようにしてください。
  • ヒアリと疑われるような個体や巣を見つけた際は、刺激(アリを踏もうとしたり、巣を壊したり等)しないでください

 2.刺されたときの対応

  • まずは安静(20~30 分程度)にし、容体が急変することがあれば、最寄りの病院を受診してください。
  • 受診の際は、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー(重度のアレルギー反応であること)の可能性があること」を伝えてください。

オオキンケイギク【植物】

オオキンケイギクの画像 北アメリカ原産の多年草で、高さ30センチから70センチ程度。道端や河川敷、線路際などに生育し、5から7月ごろにコスモスに似た黄色の花をつけます。以前は緑化のため道路の法面などに利用され、緑化用に苗も流通していました。しかし、あまりの強靭さのために一度定着すると、在来の野草を駆逐してしまい、景観を一変させる性質を持っています。
 オオキンケイギクが一般の家庭や畑に生えていた場合、刈り取らずに根から引き抜き、その場でビニール袋等に入れて完全に密封し数日間天日にさらして枯死させたあと、可燃ごみとして出してください。

 アレチウリ【植物】

アレチウリの画像  北アメリカ原産、ウリ科の一年草で長さは数メートルから十数メートルになります。葉はざらつき、粗い毛が密生したつるをもち、荒地、河川敷、土手、畑などに群生していることが多いです。生育速度が非常に早く、ひと株当たり400個から500個の種子をつけるため全国の河原や林の周縁部で大繁茂し、在来植物を駆逐しています。
 アレチウリを防除するためには土壌処理剤のみでは難しく、茎葉処理剤や結実前の刈り取りとの併用が必要であり、防除に手を焼く雑草です。

アライグマ【哺乳類】

アライグマの画像 北アメリカ原産の中型哺乳類で、タヌキやアナグマに似ており、長いしっぽに縞模様があるのが特徴です。ペットとして輸入されたものが逃げたり放されたりしたことで野生化し、人家に住みついたり、農作物を食い荒らすなどの被害が発生しています。
 被害に遭いにくくするためには、家のまわりにエサとなるものを放置しない、屋内への侵入口となる可能性のある箇所をふさぐ、畑の周囲に電気柵を設置し侵入しにくくするなどの対策があげられます。
 また、町では「埼玉県アライグマ防除実施計画」に基づき、継続的な防除活動を実施しています。アライグマを自宅や近所で見かけたり、被害を被ったりした場合は情報をお寄せください。